米建設支出、5月は‐0.3% 一戸建て住宅低調で減少続く

米商務省が1日発表した5月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.3%減少した。写真は3月、カリフォルニア州アーバインで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した5月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.3%減少した。住宅ローン金利の高止まりと在庫の増加が一戸建て住宅への支出の重しとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%減だった。
前年同月比では3.5%減少した。4月は前月比0.4%減から 0.2%減に上方修正された。
5月の民間部門の建設支出は0.5%減少した。住宅建設も0.5%減。中でも新築一戸建住宅への支出が1.8%減少した。
米政権の関税措置を巡る不確実性の高まりを背景に、住宅ローン金利は高止まりしている。また、新築住宅の在庫は2007年末以来の水準にある。
集合住宅への支出は横ばいで推移した。オフィスや工場などの民間非住宅施設は0.4%減少した。
一方、公共部門の建設支出は0.1%、連邦政府は1.0%、それぞれ増加。州および地方政府は横ばいだった。