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英小売売上高、4月は前月比+1.2% 好天が寄与

2025年05月23日(金)17時26分

 5月23日 英国立統計局(ONS)が23日発表した4月の小売売上高(数量ベース)は前月比1.2%増と、ロイターがまとめた市場予想(0.2%増)を大幅に上回った。写真は2024年11月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Mina Kim)

[マンチェスター(英国) 23日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が23日発表した4月の小売売上高(数量ベース)は前月比1.2%増と、ロイターがまとめた市場予想(0.2%増)を大幅に上回った。

好天や消費者信頼感の改善が背景。英国経済の見通しは厳しいが、個人消費が景気の押し上げ要因になる可能性がある。

3月は0.1%増に下方修正された。

小売売上高は2020年以来となる4カ月連続の増加を記録した。新型コロナウイルス流行時を除くと、04年以降で最長の記録。

食品の売上高は前月比3.9%増。4月は観測史上、最も晴天が多かったという。非食品の売上高は0.7%減少した。

市場調査会社GfKが23日発表した5月の英消費者信頼感指数はマイナス20と、前月のマイナス23から改善した。金利低下と世界的な貿易摩擦緩和の影響を反映している可能性がある。

23日発表の指標を受けて、市場ではイングランド銀行(英中央銀行)が時間をかけて追加利下げを進めるとの見方が強まる可能性が高い。

資産運用会社プレミア・ミトン・インベスターズのニール・ビレル最高投資責任者は「インフレの高止まりと経済成長が続く中、金利が急速に低下すると予想するのは難しくなってきている」と述べた。

ロイター
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