備蓄米「2000円台で店頭に並ぶ」姿目指す、6月初旬にも=小泉農相

小泉進次郎農相は5月23日の閣議後会見で、コメ価格抑制に向けて打ち出した随意契約による備蓄米放出方針について「2000円台で店頭に並ぶ」ことを目指していると述べた。21日、首相官邸で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 23日 ロイター] - 小泉進次郎農相は23日の閣議後会見で、コメ価格抑制に向けて打ち出した随意契約による備蓄米放出方針について「2000円台で店頭に並ぶ」ことを目指していると述べ、6月初旬にも実現するよう取り組む考えを示した。
随意契約自体は「来週早々にも始めていく方向」と説明、「全省を挙げて」取り組むとした。
一つ一つの契約に時間を要するため全国に2000円台のコメが並ぶまでには時間がかかるとの問いには、「一定の時間がかかる」と認めた上で、「スピード感を持って」まず2000円台の備蓄米の店頭販売を実現することで高騰する価格を抑制し「国産米離れを防ぎたい」と語った。
石破首相は21日の党首討論で「コメは(5キロ)3000円台でなければならない。4000円台はあってはならない」と述べ、価格抑制を進める意向を示していた。