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ECB金融政策「もはや引き締め的でない」、慎重な運営必要=独連銀総裁

2025年05月23日(金)00時41分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は22日、ユーロ圏の借入コストはもはや経済成長の足かせになっていないとの考えを示し、今後の金融政策運営には慎重さが必要だと述べた。3月撮影(2025年 ロイター/Liesa Johannssen)

[バンフ(カナダ・アルバータ州) 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は22日、ユーロ圏の借入コストはもはや経済成長の足かせになっていないとの考えを示し、今後の金融政策運営には慎重さが必要だと述べた。

ナーゲル氏は記者団に対し「7回の利下げを経て、ECBの預金金利は2.25%になっている。この水準はもはや引き締め的とはいえない」とし、「不確実性が高い状況が続いていることを踏まえると、金融政策運営で引き続き慎重な姿勢を維持しなくてはならない」と述べた。

ナーゲル氏はカナダ西部のバンフで開かれている主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席している。

ロイター
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