ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=ダウ・S&P上昇、終盤に買い GDPが重し

2025年05月01日(木)06時54分

4月30日、 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が上昇して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で28日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Chuck Mikolajczak

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が上昇して取引を終えた。第1・四半期の国内総生産(GDP)統計が3年ぶりのマイナス成長を示したことを受け、株価は終始マイナス圏で推移していたが、終盤に買いが入った。

実質GDP速報値は年率換算で前期比0.3%減少。市場予想(0.3%増)に反し、2022年第1・四半期以来のマイナス成長となった。

一方、米経済活動の3分の2以上を占める個人消費支出は3月に0.7%増と、市場予想の0.5%増を上回った。

企業と消費者が関税を避けるために支出を前倒しし、GDPも個人消費も貿易戦争の影響を受けたとみられる。

トランプ政権の高関税と予測不可能な貿易政策の影響が表れ、米経済の先行き不透明感が強まっていることを示す指標が増えている。

この日は主要消費財などの上げが目立った。同セクターは0.7%高。英チョコレートメーカーのキャドバリーを抱える米食品大手モンデリーズが予想を上回る決算を受けて3.8%上昇したことなどが寄与した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 40669.36 +141.74 +0.35 40290.41 40777.16 39745.63

前営業日終値 40527.62

ナスダック総合 17446.34 -14.98 -0.09 17099.98 17483.82 16959.53

前営業日終値 17461.32

S&P総合500種 5569.06 +8.23 +0.15 5499.44 5581.84 5433.24

前営業日終値 5560.83

ダウ輸送株20種 13639.75 +63.98 +0.47

ダウ公共株15種 1032.82 -3.63 -0.35

フィラデルフィア半導体 4230.09 +33.34 +0.79

VIX指数 24.70 +0.53 +2.19

S&P一般消費財 1570.08 -17.55 -1.11

S&P素材 529.86 +2.69 +0.51

S&P工業 1111.41 +8.84 +0.80

S&P主要消費財 902.34 +6.39 +0.71

S&P金融 811.11 +1.69 +0.21

S&P不動産 259.37 +1.46 +0.56

S&Pエネルギー 617.47 -16.58 -2.61

S&Pヘルスケア 1637.04 +14.46 +0.89

S&P通信サービス 321.68 -0.83 -0.26

S&P情報技術 4083.59 +16.90 +0.42

S&P公益事業 400.99 -1.95 -0.48

NYSE出来高 15.79億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 36235 + 205 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 36165 + 135 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

パレスチナ支持の学生、米地裁判事が保釈命令 「赤狩

ワールド

イラン、欧州3カ国と2日にローマで会談へ 米との核

ビジネス

米関税で見通し引き下げ、基調物価の2%到達も後ずれ

ワールド

豪総選挙、与党が政権維持の公算 トランプ政策に懸念
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 2
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 10
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中