ニュース速報
ビジネス

家庭用ゲーム機が27年まで市場けん引、原動力はテイクツーやスイッチ2

2025年03月18日(火)11時20分

 3月17日、オランダの調査会社ニューズーは、家庭用ゲーム機が2027年までゲーム機市場をけん引する可能性が高いと発表した。写真は「ニンテンドースイッチ」の看板。米ニューヨークのマンハッタンで2021年12月撮影(2025 ロイター/Andrew Kelly)

Zaheer Kachwala

[17日 ロイター] - オランダの調査会社ニューズーは17日、家庭用ゲーム機が2027年までゲーム機市場をけん引する可能性が高いと発表した。

発売予定製品には米ゲームソフト大手テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアの「グランド・セフト・オートVI(GTAVI」があることに加え、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継機「ニンテンドースイッチ2」も控えている。いずれも好調な売り上げが見込まれ、市場成長につながるとニューズーは指摘した。

テイクツーが販売するGTAVI前作は世界で最も収益性の高い製品の1つ。2024年12月時点で累計2億1000万本余りを販売した。一方、任天堂は25年2月、スイッチ2の発売予定により、従来機器の通年販売予測を引き下げた。

ニューズーの市場分析部門担当者はロイターの取材に応え、「ソニー・インタラクティブエンタテインメントが手がける『マーベルズスパイダーマン』や『ゴッド・オブ・ウォー』のような大型タイトルの影響力が強い」と説明した。

これに対しパソコン向けゲームは、愛好者が過去に販売されたタイトルを好む傾向があるという。

家庭用ゲーム機向けソフトの販売見通しでは、24年から27年にかけて7%増加し、パソコン向けの2.6%増を上回る。27年のゲームソフト市場の総売上高のうち、家庭用ゲーム機向けが56%以上を占めると見込まれている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドネシア、3月貿易黒字は43億ドルと予想上回る

ワールド

原産国を韓国と偽る輸出が急増 大半が中国製、米関税

ワールド

EU、米産ガス輸入拡大へ規制緩和検討 貿易交渉に向

ワールド

米連邦地裁、消費者金融保護局の大量解雇を差し止め
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボランティアが、職員たちにもたらした「学び」
  • 3
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投稿した写真が「嫌な予感しかしない」と話題
  • 4
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 5
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 6
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 7
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 8
    ロシア軍、「大規模部隊による攻撃」に戦術転換...数…
  • 9
    遺物「青いコーラン」から未解明の文字を発見...ペー…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 9
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 10
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中