ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=大幅高、債務上限問題への楽観的見方で

2023年05月27日(土)06時09分

米国株式市場は大幅上昇して取引を終えた。連邦債務上限引き上げに向けた協議が進展しているとの見方が背景。4日撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[26日 ロイター] - 米国株式市場は大幅上昇して取引を終えた。連邦債務上限引き上げに向けた協議が進展しているとの見方が背景。半導体銘柄は2日連続で急騰した。

米共和党のマッカーシー下院議長は26日、25日夜に行われた債務上限を巡る協議で進展があったと明らかにした。

29日は米国株式市場は祝日で休場となるため、投資家は債務上限交渉の行方を注視していた。

ホライゾン・インベストメンツの最高投資責任者、スコット・ラドナー氏は「全ての兆候は、合意が成立し株高が持続することを示している。しかし、週末を越しても合意が成立しなかったり、決裂したりすれば、30日朝にはかなり大きな損失が出るだろう」と述べた。

フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は6.3%急騰した。2営業日で13%上昇している。米半導体メーカーのマーベル・テクノロジー・グループが32%上昇。人工知能(AI)に関連する年間売上高が倍増するとの見通しを示したことを受けた。

米半導体大手エヌビディアは2.5%上昇。25日に公表した業績見通しを好感した。

S&P500の11業種のうち、8業種が上昇した。情報技術が2.68%上昇、一般消費財が2.38%上昇した。

週間では、S&P総合500種は0.3%上昇、ダウ工業株30種は1.0%下落、ナスダック総合は2.5%急騰した。

フォード・モーターは6.2%上昇、電気自動車(EV)大手テスラは4.7%上昇した。

米取引所の合算出来高は98億株。直近20営業日の平均は105億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33093.34 +328.69 +1.00 32795.5 33162.0 32795.

0 6 50

前営業日終値 32764.65

ナスダック総合 12975.69 +277.59 +2.19 12736.4 13001.9 12729.

2 1 74

前営業日終値 12698.09

S&P総合500種 4205.45 +54.17 +1.30 4156.16 4212.87 4156.1

6

前営業日終値 4151.28

ダウ輸送株20種 13903.42 +13.46 +0.10

ダウ公共株15種 893.80 -1.55 -0.17

フィラデルフィア半導体 3545.67 +208.95 +6.26

VIX指数 17.95 -1.19 -6.22

S&P一般消費財 1190.01 +27.67 +2.38

S&P素材 479.21 +1.99 +0.42

S&P工業 830.39 +6.36 +0.77

S&P主要消費財 764.84 +2.68 +0.35

S&P金融 532.82 +3.91 +0.74

S&P不動産 223.68 +2.58 +1.17

S&Pエネルギー 602.51 -2.26 -0.37

S&Pヘルスケア 1483.73 -2.57 -0.17

S&P通信サービス 210.92 +3.55 +1.71

S&P情報技術 2909.96 +75.90 +2.68

S&P公益事業 326.13 -0.32 -0.10

NYSE出来高 8.63億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 31530 + 570 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 31500 + 540 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国製品への80%関税は「正しい」、市場開放すべき

ワールド

ロシアで対独戦勝記念式典、プーチン氏は連合国の貢献

ワールド

韓国地裁、保守系候補一本化に向けた党大会の開催認め

ビジネス

米労働市場は安定、最大雇用に近い=クーグラーFRB
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..最新技術で分かった「驚くべき姿」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 5
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 6
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 7
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 8
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 9
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 10
    韓国が「よく分からない国」になった理由...ダイナミ…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 7
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中