ニュース速報

ビジネス

日経平均は小反発、FOMC結果待ちで上値重い 半導体関連は堅調

2023年02月01日(水)15時26分

 2月1日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比19円77銭高の2万7346円88銭と、小反発して取引を終えた。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比19円77銭高の2万7346円88銭と、小反発して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見を前に、投資家の慎重姿勢が強く上値は限られた。一方、企業決算を手掛かりに半導体関連銘柄には買いが入り、日経平均を下支えした。  

日経平均は買いが先行し上げ幅は一時200円を超えたが、買い一巡後は様子見ムードが広がり、小幅ながらマイナスに沈む場面もあった。「FOMCでは0.25%の利上げを織り込んではいるものの、やはり結果が出るまでは上値は重かった」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、このところの株式市場が「やや楽観的」と述べた上で、「釘を刺すという意味でもパウエル議長は会見でタカ派色の強い発言をするだろう」との見方を示す。発言内容によっては今晩の米国市場が大きく下げるリスクもあるという。

TOPIXは0.15%安の1972.23ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.15%安の1014.0ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は2兆8570億1900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運業や鉱業など10業種で、値下がりは陸運業やガラス・土石製品など23業種だった。

個別では、東京エレクトロンやアドバンテストがしっかりだった。一方、TOTOやレーザーテックは、昨日発表した決算内容が嫌気され、それぞれ軟調に推移した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが749銘柄(40%)、値下がりは1014銘柄(55%)、変わらずは73銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

日経平均 27346.88 +19.77 27483. 27,322.79─27,547.6

41 7

TOPIX 1972.23 -3.04 1984.1 1,971.54─1,989.46

2

プライム指数 1014.90 -1.55 1022.3 1,014.55─1,023.76

5

スタンダード 1026.01 -0.43 1027.9 1,025.44─1,030.38

指数 9

グロース指数 992.82 +9.42 988.12 988.12─999.44

東証出来高( 110900 東証売買代金(億円 28570.

万株) ) 19

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 6
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 7
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 8
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中