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欧州市場サマリー(16日)

2018年01月17日(水)05時05分

[16日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落。ポンドの下落で前日比プラスになる場面もあったが、資源相場の下落を受け、関連株が重しとなった。

石油大手BPは2.9%安。原油安に加え、2010年のメキシコ湾での原油流出事故に関連する費用を17年第4・四半期決算で約17億ドル計上したことも影響した。

銅の価格下落を受け、BHPビリトン、グレンコア、リオ・ティント、アングロ・アメリカンは1.4から3%下げた。

<欧州株式市場> ほぼ横ばい。企業業績拡大への期待やユーロ高が一服したことで当初上げていたが、資源相場の下落が重しとなった。

ドイツの高級ブランド、ヒューゴ・ボスは3.7%高。店舗売り上げの好転やネット通販での売り上げ増、米国での業績回復が好感された。

フランスの自動車大手PSAグループも1.8%上昇。2017年の世界売り上げが15.4%伸びた。

フランスの電力・ガス、エンジーは1.2%高だった。再生エネルギーによる発電事業などで売り上げ増が見込めると発表した。

<ユーロ圏債券> 利回りが低下した。

欧州中央銀行(ECB)が来週の理事会で資産買い入れを続けるとのガイダンスを取り下げる可能性は低いと伝わる中、緩和策の早期終了懸念が和らいだ。

ドイツの10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)低下して0.49%。先週つけた5カ月ぶりの高水準を大きく下回る。

30年債利回りは5bp低下、1日の下げでは昨年12月1日以来の大きさになると見込まれている。

2年債利回りも、1日の下げでは6週間ぶりの大きさを記録する見通しだ。

イタリアとスペインの10年債利回り はそれぞれ4bp低下した。イタリアとドイツの利回り差は約1カ月ぶり水準の144bpに縮小した。

ロイター
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