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景気判断6カ月ぶり上方修正、消費や設備投資持ち直し=6月月例報告
6月22日、政府は6月の月例経済報告で、「景気は、緩やかな回復基調が続いている」として、2016年12月以来、6か月ぶりに判断を上方修正した。前月までの「一部に改善の遅れもみられる」との表現を削除した。写真は都内の建設現場。9日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[東京 22日 ロイター] - 政府は6月の月例経済報告で、「景気は、緩やかな回復基調が続いている」として、2016年12月以来、6か月ぶりに判断を上方修正した。前月までの「一部に改善の遅れもみられる」との表現を削除した。個別項目では個人消費、設備投資、住宅建設、公共投資の4項目を上方修正した。
個人消費は「緩やかに持ち直している」として3カ月ぶりに上方修正した。消費総合指数が4月に0.8%上昇し、消費者態度指数も5月は改善。総雇用者所得の伸びが背景にあるとみられる。
設備投資も「持ち直している」として、4カ月ぶりに上方修正した。法人企業統計の1─3月期設備投資が非製造業を中心に前期比増加傾向を続けているほか、資本財出荷や建築着工工事費予定額も大幅に伸びている。
住宅建設は「このところ横ばいとなっている」として9カ月ぶりの上方修正、公共投資は「底堅さが増している」として10カ月ぶりの上方修正となった。