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JPモルガン第1四半期17%増益、トレーディング好調

2017年04月13日(木)23時02分

 4月13日、JPモルガン・チェースが発表した第1・四半期決算は約17%の増益となった。ニューヨークで2013年10月撮影(2017年 ロイター/Eric Thayer/File Photo)

[13日 ロイター] - JPモルガン・チェースが発表した第1・四半期決算は、トレーディング関連や証券発行急増に伴い、約17%の増益となった。

純利益は64億5000万ドル。前年同期は55億2000万ドルだった。1株利益は1.65ドルとなった。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた1株利益のアナリスト予想平均は1.52ドルだったが、決算の数字と比較可能かは現時点で不明だ。

純収入は6.24%増の255億9000万ドル。アナリスト予想は248億8000万ドル。

欧州の選挙や英国の欧州連合(EU)離脱交渉の開始、米連邦準備理事会(FRB)の利上げに対応して、投資家がポートフォリオを再調整するなか、債券などマーケット関連収入が伸びた。

法人・投資銀行部門の収入は17%増、主要4事業部門で最大の伸びを記録した。

景気拡大に伴って、融資、預金ともに伸びた。

純金利収入は6%増の124億ドル。融資の伸びと金利上昇が主因。

今回の決算では、住宅ローン事業の不振が目立った。住宅ローン関連の手数料、サービシング収入は39%減少して4億0600万ドルとなった。

ダイモン最高経営責任者(CEO)は「米国の消費者と企業の状況は総じて健全だ。成長に向けた施策と、政府と企業の連携強化により国内経済は引き続き改善する」との見通しを示した。

非金利費用は8.5%増の150億2000万ドル。

*内容とカテゴリーを追加して再送します。

ロイター
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