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ECB、債券利回り上昇に対応する必要ない=副総裁

11月14日、ECBのコンスタンシオ副総裁は、このところ見られているソブリン債利回りの急上昇にECBが対応する必要はないとの認識を示した。写真はECB本部、フランクフルトで9月撮影(2016年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は14日、このところ見られているソブリン債利回りの急上昇にECBが対応する必要はないとの認識を示した。米大統領選後の同国の政局がイールドカーブのスティープ化を正当化しており、銀行にとってもプラスだと指摘した。
会議の合間に「特にこのことに関して対応する必要性は見当たらない」と発言。「中長期金利が上昇してイールドカーブがスティープ化する現象を正当化する特定要因を持つ米国からの影響であり、金融機関にとっても良いことだ」と述べた。
また、低水準のコアインフレに対する懸念は以前と比べて高まってはいないとした上で、生産性の伸びやインフレ全般の上昇を反映したコアインフレの転換点を目にしたいと語った。