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銀座最大の商業施設を来年4月開業へ、Jフロントなど4社

2016年10月26日(水)18時07分

 10月26日、J.フロント リテイリング 、森ビル、L Real Estate、住友商事 の4社は、銀座最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」が2017年4月20日に開業すると発表。3月、銀座で撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 26日 ロイター] - J.フロント リテイリング <3086.T>、森ビル、L Real Estate、住友商事 <8053.T>の4社は26日、銀座最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」が2017年4月20日に開業すると発表した。これまで銀座にはなかった商業施設を目指し、松坂屋銀座店の跡地を中心に再開発が進められてきた。年商は600億円、年間来館者数は2000万人を計画している。

Jフロントや森ビルなど4社は共同出資で「GINZA SIXリテールマネジメント」を設立。テナント誘致やプロモーション、開業準備や開業後の運営などを行う。

「GINZA SIX」は延べ床面積14万8700平方メートルで、241のブランドが集まる。特に、銀座中央通りに面した部分には、クリスチャンディオールやセリーヌなどの世界的な6つのラグジュアリーブランドが旗艦店を設ける。

松坂屋銀座店の跡地に百貨店は作らないと決断したJフロントの山本良一社長。「GINZA SIX」については「全く新しいコンセプトの商業施設。銀座変革の起爆剤になる」と大きな期待を寄せた。

森ビルの辻慎吾社長は「世界の中で都市間の競争は厳しくなっている。どうやって総合力を増していくかが重要」と述べ、世界に向けてアピールできる銀座は重要なエリアになるとの認識を示した。足元では、訪日外国人による購買単価が急速に下落するなど、銀座の商業施設を取り巻く環境も変化しているが、山本社長は「爆買いをターゲットにした店作りはしていない」と述べ、進めてきた計画に変更はないとした。

同施設には、文化・交流施設として「観世能楽堂」、観光バス乗降所、ツーリストサービスセンターなどが設けられ、訪日客向けも強く意識したものとなっている。

*見出しを修正し、写真を加えました。

(清水律子)

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