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トヨタ、スポーツ車「86」を一部改良 走りと一体感を強化

2016年07月05日(火)21時23分

[静岡県小山町 5日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は5日、小型スポーツ車「86(ハチロク)」を一部改良した新型車を8月1日に国内で発売すると発表した。レース参戦などで得た知見を生かし、操縦安定性や走行性能などを高めた。若年層の購入拡大を目指す。

トヨタは5日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で新型車を公開。開発を担当した多田哲哉チーフエンジニアは「ドライバーの意思と車の動きとの一体感を感じられるようにした」と述べた。現行車では「30歳未満のユーザー比率が右肩上がりで増えている」といい、新型車も「若者に手が届くような価格設定にした。スポーツカーの底辺を広げていきたい」と語った。

「86」は富士重工業<7270.T>との共同開発車で、2012年に発売した。マニュアル車とオートマチック車の両方で展開し、希望小売価格は262万3320―325万0800円。販売目標は月500台。現行車の累計世界販売は5月末時点で約16万台、国内では約5万1000台を販売している。

(白木真紀)

ロイター
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