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高水準での横ばい、全くおかしくない=日銀短観で菅官房長官
4月1日、菅義偉官房長官は午前の会見で、この日発表された日銀短観で大企業製造業の業況判断が前回から横ばいとなったことについて、高い水準にあり、全くおかしくない、との認識を示した。写真は、菅官房長官、1月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 1日 ロイター] - 菅義偉官房長官は1日午前の会見で、日銀短観の大企業製造業の業況判断が前回から横ばいとなったことについて、高い水準にあり、全くおかしくない、との認識を示した。
この日発表された3月日銀短観で、大企業製造業の足元の業況判断がプラス12と前回と同水準になったことについて菅官房長官は「高い水準だ。それで横ばいで全くおかしくないと思っている。アベノミクスは順調に進んでいる」と語った。
短観発表後に日経平均株価が一時1万9000円割れとなったことについては「株価は上がったり下がったりするのではないか」と述べるにとどめた。
消費税を5%から8%に引き上げて1年たったことについては「日本経済の再生は順調に進んできている」と指摘したうえで、「消費税上げの影響はきわめて大きかった。現在の日本経済が回復しつつある状況を考えたときに、(10%への消費税引き上げ時期を)1年半遅らせた判断は間違ってなかった」と述べた。
*内容を追加して再送しました。
(石田仁志)