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独財務相が土壇場で与党議員説得、ギリシャ支援採決で反対増を回避
2015年03月11日(水)13時23分
3月10日、ギリシャに対する支援延長をめぐって先月行われたドイツ連邦議会の採決で、反対票を投じるはずだった保守系議員が、ショイブレ財務相の説得で賛成に回ったことが関係筋の話で明らかになった。写真はドイツ議会の採決の様子。2月27日撮影(2015年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 10日 ロイター] - ギリシャに対する支援延長をめぐって先月行われたドイツ連邦議会の採決で、反対票を投じるはずだった保守系議員が、ショイブレ財務相の説得で賛成に回ったことが関係筋の話で明らかになった。土壇場で与党からの反対票が増幅する状況が回避されたという。
2月27日に行われた採決では、ギリシャ支援の4カ月延長が承認された。
保守系の有力議員はロイターに対し、採決2日前のショイブレ財務相の説得がなければ、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、連立政権の一翼を担うキリスト教社会同盟(CSU)の議員全員が反対票を投じていただろうと述べた。
また別の有力議員は、その時点でギリシャ新政権に対する信任は損なわれており、支持を取り付けるためにはショイブレ財務相とCDU側の会談が重要な役割を占めたと指摘した。
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