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欧州株は続落、原油・金属安でコモディティ株に売り

2015年03月11日(水)04時05分

[ロンドン 10日 ロイター] - 10日の欧州株式市場は続落して取引を終えた。原油と金属価格の下落でコモディティ株が売られ、全体水準を押し下げた。

FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は15.24ポイント(0.97%)安の1551.85で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は43.03(1.19%)安の3567.25だった。

この日は原油や主要金属の価格が1.0%から2.6%下落した。これを受け、STOXX欧州600石油・ガス株指数<.SXEP>は3.48%低下し、部門別で最も大きなマイナスとなった。STOXX欧州600鉱業株指数<.SXPP>も2.24%低下した。

ポルトガルの石油大手ガルプ・エネルジアは7.9%下落した。原油安が打撃となり、向こう5年間の支出見込みを約20%引き下げたことが嫌気された。

エネルギー会社、BGグループは7.4%、石油・ガス生産のタロー・オイルは7.0%下落した。

チリ銅生産大手アントファガスタと英豪系資源大手BHPビリトン、同業のリオ・ティント、 英アングロ・アメリカンは2.8%から5.5%の下落となった。

一方、スイスの金融大手クレディ・スイスは7.8%上昇した。次期最高経営責任者(CEO)に、英保険大手プルーデンシャルのティージャン・ティアムCEOが就任するとの発表が好感された。クレディ・スイスは昨年、顧客の脱税ほう助で罰金を科せられたほか、厳しい金融規制による圧力下にある。新CEOには企業再生が期待されている。

ロイター
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