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購入債券の確保問題ない、3月のQE目標額達成へ=ECB理事
2015年03月11日(水)04時03分
3月10日、クーレECB理事は、3月のQE目標額を達成する見込みとし、買い入れ対象の債券確保も問題ないとの認識を示した。写真はダボス会議で1月24日撮影。(2015年 ロイター/ Ruben Sprich)
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は10日、前日開始した量的緩和(QE)策について、3月の買い入れ目標を達成する見込みとし、買い入れ対象の債券についても問題なく確保できているとの認識を示した。
一部のユーロ圏投資家は債券を売り渋っており、ECBが買い入れ枠を達成するか疑問視する声も出ていた。
これに対し、クーレ理事は講演原稿で「現時点で、債券確保に関し何ら問題がないと言明する」と語った。
また理事は、ECBとユーロ圏各国中銀が9日に公的部門債券32億ユーロの買い入れを行ったことを明らかにし、3月に総額600億ユーロの買い入れ枠を達成するのに十分な規模との考えを示した。
QEプログラム下で実施した国債買い入れの総額を毎週公表するとともに、各国の詳細について毎月公表すると述べた。
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