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ドル小幅反落、ECBのQE詳細と米雇用統計発表控えて
3月3日、ニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対して小幅反落した。2013年1月撮影(2015年 ロイター/Lee Jae-Won)
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 3日のニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対して小幅反落した。5日の欧州中銀(ECB)による量的緩和策(QE)の詳細発表や6日の米雇用統計発表を控えて、ドルは利益確定の売りに押された。
この日のドルは一時上昇、ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は2003年9月以来の高値となる95.570を付けたが、その後売られ終盤は0.06%安の95.407となっている。
ドル/円
ユーロ/ドル
イベント待ちの市場について、BKアセット・マネジメント(ニューヨーク)のマネジング・ディレクターのボリス・シュロスバーグ氏は「天候悪化によって、先月のISM景気指数や雇用指標にどんな影響があったのかを判断するのは極めて難しい」とし、「市場に方向感はほとんどなく、トレーダーや投資家は取引を手控えている状態だ」との考えを示した。4日には米2月ISM非製造業景気指数が発表される。
オアンダ(トロント)の主席通貨ストラテジストのディーン・ポップルウェル氏も「市場は次の材料を待っている。それは5日のECBかもしれないし6日の米雇用統計かもしれない」と述べた。
ドル/円 終値 119.74/76
始値 119.74/75
前営業日終値 120.12/14
ユーロ/ドル 終値 1.1175/77
始値 1.1174/75
前営業日終値 1.1183/84