生成AIで記事も動画も作れる今の時代に、記者としてすごく悩んでいること
それに対して私はアメリカの例を挙げた。アメリカでは現状、リスクを起こす人たちと技術を開発する人たち、国を運営する人たちがつながっている。
この環境では日本が考える仕組みは無意味だ。世界のどこかでルールなき生成AIの開発がされれば、他国のルールは「イノベーションの障害」と言われてしまう。競争力を考えたら、そのルールを維持することは非常に難しい。
新しい技術で開発されたサービスやモノを「イノベーション」と呼びがちだが、倫理を無視したサービスやモノはむしろ退行ではないかと私は思う。技術の開発スピードが人間のリスク分析能力をはるかに超えているのが、今の時代の最大の問題だ。
西村カリン
KARYN NISHIMURA
1970年フランス生まれ。パリ第8大学で学び、ラジオ局などを経て1997年に来日。AFP通信東京特派員となり、現在はフリージャーナリストとして活動。著書に『フランス人記者、日本の学校に驚く』など。Twitter:@karyn_nishi
アマゾンに飛びます
2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと 2026.03.10
「最強者」でなければやられっ放し? 強権全盛のトランプ時代に日本がすべきこと 2026.02.28
海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も 2026.02.19
台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか 2026.02.07
日本でバズり続ける快進撃...韓国コスメ人気に潜む本当の理由は? 2026.02.07
政治家の発言から考える...世界は粗悪さに向けて走っている 2026.02.06
高市政権は外国人受け入れを進めつつ、その政策の前提が「外国人は危険」なのが残念 2026.02.06






