「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
レオノール王女 スペイン王室 Instagram
<スペインの次期女王レオノール王女が、空軍での軍事訓練を進めている。陸軍、海軍に続く最終段階で、三軍すべてを経験する。欧州でも安全保障への関心が高まり、王室の役割にも変化が>
スペイン王室によると、レオノール王女(20)は現在、空軍の航空・宇宙アカデミーで訓練を受けている。これにより、陸軍、海軍、空軍の三軍すべてを経験することになり、将来の国家元首として軍への理解を深める狙いがある。
背景には、国際情勢の不安定化がある。中東では紛争が激化し、エネルギーや安全保障を巡るリスクは世界経済にも波及している。欧州各国が防衛力強化を進める中、君主にも軍との関係をより深く理解することが求められているとみられる。
スペイン王室が進める三軍での実践的な訓練は、こうした環境変化を映すものだ。女性君主としては異例とも言える取り組みは、「象徴」から一歩踏み込み、国家の安全保障を理解する存在としての役割を強調する意味合いを持つ。
Z世代の王族が安全保障や国際情勢により深く関与していく動きは、欧州全体に広がりつつある。変化する世界の中で、王室のあり方もまた、新たな段階に入りつつあると言えそうだ。






