イタリアの高級ファッションブランド、プラダの最高マーケティング責任者、ロレンツォ・ベルテッリ氏はロイターのインタビューで、同社がインドの伝統的なサンダルに着想を得た商品を数量限定で生産し、1足約800ユーロ(930ドル)で販売する計画を明らかにした。文化盗用を巡る批判をインドの職人とのコラボ商品に転じる狙いだ。
同社は半年前、インドの12世紀の「コルハプリ」(ヒンドゥー語ではチャッパル)そっくりのサンダルをミラノのファッションショーで披露し、インドの職人や政治家から激しい非難を浴びた。同社は後にインドの古いスタイルを参考にしたことを認め、職人グループと協議に入っていた。
プラダはインド政府が支援する業界団体と提携し、マハラシュトラ、カルナタカ両州でサンダル2000足を生産する計画。インドの職人芸とイタリアの技術、ノウハウを融合する。
サンダルは来年2月に世界40カ所のプラダ店舗とオンラインで発売する。
提携期間は3年間で、インドの職人に対する訓練なども含まれる見通し。ベルテッリ氏は「チャッパルの認知度を高める役割を果たしたい」と述べた。
同氏は、このプロジェクトと訓練の費用は「数百万ユーロ」だと話した。
プラダは今年、インドのデリーに初めて美容関連店舗をオープンしたが、ベルテッリ氏は、来年同国に新たな衣料品店や工場を開設する計画はないと語った。

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