最新記事
ビジネス

プラダ、インド伝統サンダルを限定生産...文化盗用批判を協業プロジェクトに転換

2025年12月12日(金)16時20分
12月11日、イタリアの高級ファッションブランド、プラダの最高マーケティング責任者、ロレンツォ・ベルテッリ氏はロイターのインタビューで、同社がインドの伝統的なサンダルに着想を得た商品を数量限定で生産し、1足約800ユーロ(930ドル)で販売する計画を明らかにした。写真は、イタリアのミラノ・ファッションウィークでプラダの2026年春夏メンズコレクションの作品を披露するモデル。6月撮影(2025年 ロイター/Alessandro Garofalo)

12月11日、イタリアの高級ファッションブランド、プラダの最高マーケティング責任者、ロレンツォ・ベルテッリ氏はロイターのインタビューで、同社がインドの伝統的なサンダルに着想を得た商品を数量限定で生産し、1足約800ユーロ(930ドル)で販売する計画を明らかにした。写真は、イタリアのミラノ・ファッションウィークでプラダの2026年春夏メンズコレクションの作品を披露するモデル。6月撮影(2025年 ロイター/Alessandro Garofalo)

イタリアの高級ファッションブランド、プラダの最高マーケティング責任者、ロレンツォ・ベルテッリ氏はロイターのインタビューで、同社がインドの伝統的なサンダルに着想を得た商品を数量限定で生産し、1足約800ユーロ(930ドル)で販売する計画を明らかにした。文化盗用を巡る批判をインドの職人とのコラボ商品に転じる狙いだ。

同社は半年前、インドの12世紀の「コルハプリ」(ヒンドゥー語ではチャッパル)そっくりのサンダルをミラノのファッションショーで披露し、インドの職人や政治家から激しい非難を浴びた。同社は後にインドの古いスタイルを参考にしたことを認め、職人グループと協議に入っていた。

プラダはインド政府が支援する業界団体と提携し、マハラシュトラ、カルナタカ両州でサンダル2000足を生産する計画。インドの職人芸とイタリアの技術、ノウハウを融合する。

サンダルは来年2月に世界40カ所のプラダ店舗とオンラインで発売する。

提携期間は3年間で、インドの職人に対する訓練なども含まれる見通し。ベルテッリ氏は「チャッパルの認知度を高める役割を果たしたい」と述べた。

同氏は、このプロジェクトと訓練の費用は「数百万ユーロ」だと話した。

プラダは今年、インドのデリーに初めて美容関連店舗をオープンしたが、ベルテッリ氏は、来年同国に新たな衣料品店や工場を開設する計画はないと語った。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 高市vs中国
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月27号(1月20日発売)は「高市vs中国」特集。台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

デンマーク国王、2月18─20日にグリーンランド訪

ワールド

米政権、ミネソタ移民対策「標的絞る」方針に転換 捜

ワールド

イラン革命防衛隊、ホルムズ海峡で実弾演習へ 2月1

ビジネス

米製造業新規受注、11月は2.7%増に回復 民間航
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    配達ライダーを飲み込んだ深さ20メートルの穴 日本…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    致死率高い「ニパウイルス」、インドで2人感染...東…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 8
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中