信頼揺らぐBBC...「受信料制度」の存続に黄信号
2025年11月11日(火)16時30分
右派勢力の攻撃
ガーディアンやフィナンシャル・タイムズといった有力英紙の記者、また一部のBBC職員などは、今回の問題の背後にBBCに打撃を与えるための右派勢力による組織的な行動があったとの見方をしている。
元BBC幹部でエコノミストのダイアン・コイル氏はロイターに「公共放送の仕組みとBBCに政治的、商業的に敵対する人々が生み出した危機だ」と訴えた。
一方でガーディアン元編集者のアラン・ラスブリッジャー氏は、BBC理事の多くは金融ないし事業界出身者で、ジャーナリズムの分野で長く働いていたわけではない点に言及し、理事会自体が適切な編集判断をする十分な態勢になっていないと苦言を呈した。





