Jessie Pang

[香港 11日 ロイター] - 香港の裁判所は11日、手配中の民主活動家、郭鳳儀(アンナ・クォック)氏の父親(69)について⁠、娘の保険契約を解約して資金化しようとしたことが香港基本法第23条に違反するとして有罪判決を言い渡した。

郭氏の父親は、同法の「逃亡者の資金その他の金融資産・経済資⁠源を直接的または間接的に処分することを試みた」が初めて訴因として適用された。

問⁠題の保険契約は、郭鳳儀氏が2歳になる直前に父親が契約したものだった。父親は無罪を主張し、裁判では証言しなかった。弁護士は最終弁論で、子どものために昔購入した保険契約を管理していたことに第23条の第89項および⁠第90項を適用すべきでないと主張していたが、判事は、郭氏が逃亡中であり、同氏の保⁠険契⁠約を直接・間接的に取り扱う行為は違法だと述べた。

26日に量刑が言い渡される。最高で懲役7年が科せられる可能性があるが、今回判決を出した簡易裁判所が命じる量刑は2年までに制限されている。

郭氏は米ワシントンを拠点とする民主⁠化運動団体「香港民主評議会(HKDC)」の幹部で、香港警察が手配する海外活動家34人の1人。逮捕のために100万香港ドル(約127万4000米ドル)の懸賞金も提示されている。

郭氏は自身のフェイスブックページで、自分はその保険契約の所有者ではないと説明。父親や家族、香港の個人・団体から「資金その他の金融資産・経済⁠的資源」を交換・受領・要求した事実もないとした。

「今日、父は単に私の父であるという理由だけで有罪判決を受け拘置された。これが私と私のコミュニティの主張に対する香港政府の報復の仕方だ」と述べた上で、香港政府の報復が自身の活動を阻むことはないとした。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。