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未確認飛行物体

米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒

Mysterious UFOs Spotted Along US Coast

2025年10月28日(火)11時52分
アミール・ダフタリ

大半は空中での現象だが、今回のレポートでは、アメリカ沿岸や主要水域から16キロ圏内で発生したUSOの目撃が9000件以上にのぼるとされる。そのうち500件は沿岸から8キロ以内、150件以上は水面上に浮かぶか水中に突入する物体で、奇妙な光や不可解な動きを伴っていた。

目撃件数が多い州はカリフォルニア州(389件)とフロリダ州(306件)。海岸線の長さが一因とも考えられるが、報告される物体の種類──光る球体から高速移動する水中の影のようなものまで──は、それだけでは説明がつかない、物理法則に反するような動きが含まれている。

newsweekjp20251028024425.png アメリカ東海岸で報告された未確認潜水物体(USO)の分布マップ Enigma

エニグマは、アメリカ東海岸および西海岸にオレンジ色の点が密集したマップも公開しており、この現象が広範かつ持続的であることを示している。

中には、緑色の光が海中を移動する様子をスマートフォンのカメラで撮影したという報告も含まれており、自然現象、秘密の軍事実験、あるいはまったく別の何かなのか、議論を呼んでいる。

証拠は限られているが、これらの映像は、これまで空想や誤認とされてきた報告に現実味を加えている。

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