最新記事
LGBTQ+

ゲイ権利運動の聖地「ストーンウォール」で銃撃事件が発生...LGBTQ+プライドパレード後に何があったのか

Stonewall Shooting: Everything We Know

2025年7月1日(火)11時50分
ジョーダン・キング
ストーンウォール・イン

Karly Jones-Unsplash

<性的マイノリティの権利運動「ストーンウォールの反乱」の現場で起きた銃撃事件。ニューヨーク市警はヘイトクライムかは判断できないとしているが──>

6月29日、ニューヨーク市歴史建造物の1つ「ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)」の前で、LGBTQ+プライドパレード後に発砲事件があり、少なくとも2人が負傷した。

【動画】集まった大勢の警官たちと混乱する人々...事件直後のストーンウォール・インをカメラが捉えていた

ストーンウォール・インは、1969年6月に警察による度重なる手入れに抗議して始まった「ストーンウォールの反乱」の現場であり、2016年に当時のバラク・オバマ大統領によってLGBTQ+の歴史を記念する初の国定記念碑に指定された。

会場では「プライドが始まった場所を祝う」ことをテーマに、正午から翌朝4時までプライド月間のイベントが開催される予定だった。

放送局「WABC」によると、1人は頭を撃たれて重体で病院に搬送された。もう1人は脚を負傷したが、銃で撃たれたかどうかは確認されていない。

事件は午後10時すぎ、マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジにあるストーンウォール・インからすぐの場所で発生した。現場では銃が発見されたとWABCは伝えているが、記事執筆時点で容疑者が逮捕されたかどうかは不明だ。

SNSに投稿された映像には、現場に集まった大勢の警官と、負傷者から人々を遠ざけようとする中で混乱する様子が映っている。

展覧会
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

エヌビディア決算に注目、AI業界の試金石に=今週の

ビジネス

FRB、9月利下げ判断にさらなるデータ必要=セント

ワールド

米、シカゴへ州兵数千人9月動員も 国防総省が計画策

ワールド

ロシア・クルスク原発で一時火災、ウクライナ無人機攻
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋肉は「神経の従者」だった
  • 3
    【写真特集】「世界最大の湖」カスピ海が縮んでいく 砂漠化する地域も 
  • 4
    一体なぜ? 66年前に死んだ「兄の遺体」が南極大陸で…
  • 5
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 6
    『ジョン・ウィック』はただのアクション映画ではな…
  • 7
    顔面が「異様な突起」に覆われたリス...「触手の生え…
  • 8
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 9
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 10
    【独占】高橋一生が「台湾有事」題材のドラマ『零日…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 6
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 7
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 8
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 9
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 10
    3本足の「親友」を優しく見守る姿が泣ける!ラブラ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中