まさか警官が「記者を狙った?」...LAデモ取材の豪リポーターが警官の「弾」で負傷、カメラが捉えた「発砲の瞬間」
Journalist Shot by Police 'Rubber Bullet' at LA Protests
そもそも、なぜ抗議デモが起きたのか?
ロサンゼルスでの抗議デモは、移民・関税執行局(ICE)による市内での強制捜査をきっかけに発生した。
緊張が高まる中、トランプ大統領は2000人の州兵を動員し、反乱法(Insurrection Act)を発動することなく、連邦の権限で彼らを国家指揮下に置いた。ギャビン・ニューサム州知事の意向を無視したかたちだ。
市内中心部では、武装した警察と州兵がデモ参加者の排除に投入された。当初は「平和的」な抗議行動だったが、一部の群衆が道路を封鎖し、器物損壊行為に及んだことで緊張が激化した。
警察当局は、公共の安全を脅かす事態(物的損害や警官の負傷など)を理由に、強硬な対応へと転じたと説明している。しかし、現場に居合わせた市民やメディアが撮影した映像からは、報道関係者を含む人々への過剰な武力行使について疑問の声が上がっている。
トマシ記者の負傷についての調査が始まる中、オーストラリア政府は外交ルートを通じて事件の詳細確認を進めていると報じられている。
ロサンゼルス市警(LAPD)は、トマシ記者が標的とされたのか、それとも偶発的に被弾したのかについて、現時点では公式コメントを出していない。
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