最新記事
宇宙

マスクのロシア亡命?狙いはスペースX?...トランプとマスクの対立でほくそ笑むプーチン

Putin Incentivizes Space Investors After Elon Musk's Russia Asylum Floated

2025年6月9日(月)17時35分
ブレンダン・コール

ロシアの宇宙プロジェクトの目玉「ラスベット」とは

プーチンは以前から、ロシアの宇宙産業に非政府系資金を呼び込む必要性を訴えてきた。

ロシアの国営通信社、タス通信は6月6日、プーチンが「戦略発展・国家プロジェクト評議会」で、いつになったら民間資金が宇宙産業に投じられるのかをロスコスモス(ロシア連邦宇宙局)のドミトリー・バカノフ長官に尋ねたと報じた。


他国が宇宙分野に民間資金を活用している現状を踏まえ、プーチンは「投資した金をどのように回収されるかを民間部門が理解できなければ、民間企業による投資は生まれない」とした。

これに対し、バカノフは、ロシアの宇宙プロジェクトとして、通信サービスを提供するスターリンクに相当する「ラスベット」の開発が進められていると述べた。さらに、2026年から高解像度の衛星画像を販売する計画もあり、そのための法的枠組みもすでに整備されているという。

イズベスチヤ紙によると、バカノフは以前、ロシアには1000基以上の衛星を打ち上げる計画があること、その衛星の中には「ラスベット」用の886基のインターネット衛星も含まれることを述べた。加えて、無人機を制御するための衛星も100基以上配備される予定だという。

本誌はこの件についてロスコスモスにコメントを求めている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:インド「高級水」市場が急成長、富裕層にブ

ワールド

トランプ米大統領、自身のSNSに投稿された人種差別

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、リスク資産反発受け 円は衆

ワールド

トランプ氏、インドへの25%追加関税撤廃 ロ産石油
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 9
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 10
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中