最新記事
対中関税

自信過剰な発言を繰り返す中国...実は「関税の影響」に戦々恐々? 極秘「ホワイトリスト」作成か

China Quietly Exempts Key US Goods From Tariffs: Report

2025年5月1日(木)18時05分
シェーン・クロウチャー
アメリカに報復関税をかけた中国も、重要な商品は対象から除外するかもしれない

アメリカに報復関税をかけた中国も、重要な商品は対象から除外するかもしれない Andrew Angelov

<トランプ関税と「最後まで戦う」と豪語している中国も、裏では右往左往しているようだ。実際、中国製品に対する輸出注文の減速など悪影響は表れつつある>

中国はトランプ関税に対して強い言葉で臨んでいるが、実際はかなりダメージを受けているのかもしれない。

【動画】トランプ関税で苦境に立たされる中国の工場の実態


ロイターは、中国当局が、輸入業者にとって重要な米国製品を対象に、報復関税の適用を免除するための「ホワイトリスト」を極秘裏に作成していることを報じた。

このホワイトリストの内容は公表されていないが、ロイターによれば、中国当局は関連する免除措置について企業に個別に通知しているという。

この報道は、中国国内のいくつかの企業が、特定の半導体や集積回路製品など、一部品目について関税が免除されていることに気づいたという報告が増えている中でなされたものだ。

中国は貿易に関する対話には前向きな姿勢を示している一方で、トランプ関税を「いじめ」と非難し、「最後まで自国の立場を守る」との姿勢を示している。

だが、強弁の裏で、中国は米中貿易戦争の影響を緩和しようとしているようだ。中国経済は世界第2位の規模を持つが、広範な景気減速の圧力を受け、自国の輸出依存型経済は減退している。

本誌は、中国国務院新聞弁公室にメールでコメントを求めている。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ポルシェの25年販売、10%減 中国需要の低迷響く

ワールド

ブルガリア大統領、総選挙実施を発表 組閣行き詰まる

ワールド

プーチン氏がイラン大統領と電話会談、地域の緊張緩和

ビジネス

インド規制当局、取引決済の新方式提案 海外投資家の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑について野次られ「中指を立てる」!
  • 2
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 5
    イランの体制転換は秒読み? イラン国民が「打倒ハ…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 10
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 8
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中