性暴力が「戦争兵器」に、1万件の被害者の3割以上が子ども...ユニセフのコンゴ報告
国連児童基金(ユニセフ)は11日、今年1─2月にコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部で発生したレイプなどの性的暴力事件約1万件について、被害者の3割以上が幼児を含む子どもだったと報告した。写真は故郷を追われ避難する人々。コンゴで3月に撮影(2025年 ロイター/Arlette Bashizi)
国連児童基金(ユニセフ)は11日、今年1─2月にコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部で発生したレイプなどの性的暴力事件約1万件について、被害者の3割以上が幼児を含む子どもだったと報告した。
コンゴの反政府勢力「3月23日運動(M23)」は今年に入り、急速に政府軍への攻勢を強め、東部の一部を制圧。子どもを含む数千人が死亡、数十万人が自宅を追われている。
ユニセフのエルダー報道官はジュネーブでの記者会見にコンゴ最大都市ゴマからビデオで出席し、レイプなどの性暴力は「戦争兵器」として利用されていると指摘。平均30分に一件の割合で発生しており、被害者には幼児も含まれていると述べた。
同氏は性暴力対策に取り組む複数の現地団体が収集したデータベースを引用。被害者の35─45%が18歳未満であることが示されたとし、「これは個別の事件でなく組織的な危機。戦争兵器であり、意図的なテロ戦術だ」と述べた。
また、資金不足から性的暴行被害者の治療に影響が出ていると報告。今週訪問した病院では、レイプ被害者120人が、直後のHIV感染を予防できる医療キットを利用できない状況だったとし「資金不足が生命を脅かしている」と述べた。
エルダー氏はコンゴにおける資金不足の理由を詳述しなかったが、他の地域では最大支援国の米国が対外援助を大幅に削減したことで人道支援プログラムが打撃を受けている。
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