最新記事
主張

ダメ人間たちが「はしゃいだ」結果がこれ...漏洩チャットの「絵文字」が示したトランプ政権の本質とは?

:Prayer Hands:

2025年4月1日(火)12時53分
ダン・コイス(スレート誌記者)

ダメ人間が米政治を運営

一連の絵文字交換で浮かび上がるのは、トランプ側近たちの「軽さ」だ。

大統領以上に自分は状況を把握していると自信満々のバンス副大統領。自身にとって初の軍事作戦に舞い上がり、攻撃時刻を逐一知らせて全員で楽しみを分かち合おうとしたピート・ヘグセス国防長官。興奮しすぎてまともな文章を書けなくなったウォルツ補佐官。


情けない。信じ難いほどに情けない。アメリカは負け犬たちの国になってしまった。まさかの昇進で重役室を与えられた無能な中間管理職が狂喜乱舞して書き込んだのが、この一連のメッセージ。

みんな新しい肩書に有頂天で、新しいスーツを見せびらかし、新しいおもちゃを試してみたい一心だった。

見よ、これが国家の重要人物のやることか。見よ、彼らがいかにして「神」と軍隊に感謝したか。見よ、「いい仕事だ、効果抜群!」と満足げに書き込んだ高官もいる。

冗談じゃない。これはゲームじゃない、本物の軍事作戦なのだからそれらしく振る舞えと、この諸君に求めるのは過大な要求なのだろうか。

仲間うちで盛り上がって絵文字を交換するのではなく、ちゃんと政治家らしく話し合えと求めるのは無理な注文なのか。初体験の少年少女みたいに興奮するなと言っても、この人たちには無駄なのか。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

従来の貿易システム「失われた」 WTO事務局長、改

ワールド

ECB総裁、原油供給混乱の長期化を警告 早期正常化

ワールド

イラン、スペインは「国際法順守」 ホルムズ海峡巡る

ワールド

欧州各国とカナダの防衛費、25年に20%増=NAT
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 3
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRANG』に託した想い、全14曲を【徹底分析】
  • 4
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 7
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 8
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 9
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中