最新記事
トランプ政権

政府効率化省(DOGE)長官は「マスク氏ではない」が「誰かもわからない」...米政権が隠し続ける「トップの正体」

WE KNOW WHO IT REALLY IS

2025年2月26日(水)15時22分
マーク・ジョセフ・スターン(スレート誌司法担当)
笑うイーロン・マスク

マスクはトランプが連発する大統領令に守られて得意の「組織粛清」にいそしむが SEAN GALLUP/GETTY IMAGES

<フリーハンドで政府機関をめった斬りする「政府効率化省」を率いるのは一体誰なのか──トランプ&マスクと司法省の主張は明らかに矛盾している>

この数週間、米政権、連邦政府全体、さらには国家にとって重大な意味を持つ、不可解な謎が浮上している──政府効率化省(DOGE)を率いるのは一体、誰なのか?

ドナルド・トランプ米大統領は当初からイーロン・マスクがDOGEを率いると主張しており、どう見てもそうなっている。しかし、DOGEの合法性に関する訴訟(14州の司法長官がマスクによる歳出削減の取り組み差し止めを求めて、首都ワシントンの連邦地裁に提訴した)に直面しているホワイトハウスと司法省は、そうではないと主張する。


公式の説明によれば、DOGEのトップは大統領に任命されている。この人物は連邦職員の大規模な粛清、予算の無差別な削減、アメリカ人の個人情報の違法な収集を指揮している。

しかし、このトップは果たして何者なのか。分かっているのは、政府側が「マスクではない」と主張している、ということだけだ。

もっとも、DOGEで実際に何が起きているのかは想像に難くない。トランプ政権はマスクの真の役割を隠すことによって、彼の権限行使に関する重大な憲法上の議論を回避し、DOGEのリーダーシップについて全ての人を欺いている。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイランの天然ガス施設空爆、米と連携との

ビジネス

カナダ中銀、金利据え置き 原油高受けたインフレ圧力

ワールド

トランプ氏訪中、中国が延期で合意 早期に再調整=米

ワールド

高市首相が米国へ出発、「我が国の立場踏まえしっかり
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 4
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 5
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 6
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 7
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中