最新記事
冷戦

トランプは「冷戦2.0」に勝てるのか?外交での3つの選択肢

Can Trump Win Cold War 2.0?

2024年12月18日(水)16時31分
練乙錚(リアン・イーゼン、経済学者)
トランプは「冷戦2.0」に勝てるか、外交での3つの選択肢

トランプは習近平率いる中国とロシアの仲を引き裂けるか(写真は2017年11月の北京訪問) JONATHAN ERNSTーREUTERS

<トランプは冷戦2.0を制する能力と気質を備えているだろうか。最終的に冷戦2.0に勝つための、冷戦1.0から得られる教訓とは?>

ドナルド・トランプの米大統領就任を前に不安の声が上がっている。

中国が「冷戦2.0」を仕掛けながら武力衝突への備えを進めるなか、トランプは実利優先の現実主義者として多少の人民元と引き換えに台湾、ひいては東アジアの安定を売り渡すのではないか。


商業的利益にあらがえず、中国製品に60%以上の関税を課す計画を撤回するのでは? 

トランプのMAGA(アメリカを再び偉大な国に)計画は単に自己中心的で孤立主義的なものなのか──。

トランプが重要ポストに指名した顔触れからは、これらの問いへの答えがノーであることが強く示唆される。

国家安全保障問題担当の大統領補佐官、CIA長官、国防長官、国連大使、国土安全保障長官、米通商代表部代表......。いずれの候補も対中タカ派で、トランプの「力による平和」を支持している。

この理念は近代アメリカで最も効果的な非孤立主義かつタカ派の大統領で、冷戦1.0を西側の勝利へと導いたロナルド・レーガンから受け継がれたものだ。

ただし、最終的に冷戦に勝つためには強硬姿勢に加え、目先の利益に惑わされない資質を備えた指導者が必要だ。冷戦1.0から得られる教訓とは? 

トランプ株式会社は冷戦2.0を制する能力と気質を備えているだろうか。

東京アメリカンクラブ
一夜限りのきらめく晩餐会──東京アメリカンクラブで過ごす、贅沢と支援の夜
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

モディ印首相、中国との「関係改善に尽力」 習主席と

ワールド

インドネシア大統領、訪中取りやめ 首都デモが各地に

ビジネス

中国製造業PMI、8月は5カ月連続縮小 内需さえず

ワールド

ロシア軍参謀総長、前線で攻勢主張 春以降に3500
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマンスも変える「頸部トレーニング」の真実とは?
  • 2
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 3
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯最も脳機能が向上する「週の運動時間」は?
  • 4
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 5
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 6
    就寝中に体の上を這い回る「危険生物」に気付いた女…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    シャーロット王女とルイ王子の「きょうだい愛」の瞬…
  • 9
    映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が世…
  • 10
    世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 9
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中