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今回も早々に「勝利宣言」か...トランプの作戦を左右する「赤い蜃気楼」とは?

2024年10月28日(月)15時47分
キャサリン・ファン

トランプと大統領の座を争う民主党候補のハリス副大統領は、トランプが再び同じ手法を用いることは想定済みだという。それに対処するための「手段と専門知識」が民主党にはあると、NBCニュースのインタビューで述べている。

トランプは今回も早期に勝利宣言をする可能性が高いと、ウォッシュバーン大学(カンザス州)のボブ・ベイティ教授(政治学)は本誌に語っている。接戦になった場合はとりわけ、「早々と勝利宣言して、投票日の夜にトランプがリードしていた州で最終的にハリスの(逆転)勝利が発表されれば『不正選挙』だと決め付けるだろう」。


ただし、4年前と違う点が1つある。トランプは前回、郵便投票と期日前投票で大々的な不正が行われたと主張した(この主張には根拠がない)。しかし、今回は方針を転換したようだ。トランプ陣営は支持者に郵便投票と期日前投票を呼びかけ始めたのだ。

その効果はあったらしい。フロリダ大学選挙ラボによると、郵便投票もしくは期日前投票を済ませた有権者の支持政党別の割合では、共和党支持者が民主党支持者に迫る水準に達している。期日前投票に限れば、共和党支持者のほうが民主党支持者より多い。

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