「若くて健康的で、デキる指導者」は本人も自覚...金正恩の「謎に包まれた食習慣」が料理人に暴露される<英報道>
Kim Jong Un's Favorite Food, Black Label Alcohol And YSL Cigarettes Revealed By Expert
Alexander Khitrov-shutterstock
<パルマハム、フランス製高級タバコなどヨーロッパの嗜好品好きの金正恩総書記。AI分析によると体重は約140キロと推定されるが、ダイエットに成功したことも...>
北朝鮮の金正恩総書記がヨーロッパ製品好きであることをイギリスの防衛・安全保障の専門家でバッキンガム大学のアンソニー・グリーズ名誉教授が英メディアで明かした。
「彼の料理人によると、ジョニーウォーカーのブラックラベルやヘネシーのブランデーなどのお酒好き、かつヘビースモーカーです。お気に入りのタバコの銘柄は黒にゴールドのロゴが映える1箱50ポンド(9000円)ほどのイヴ・サンローラン製です」
■【3枚の写真】視察先でも堂々とタバコを吸う金正恩総書記の姿
また、イタリアのパルマ地方で作られるプロシュートの一種であるパルマハムを大食いするのが好きであることも明かした。
「明らかに極度の肥満です。実際、彼のあだ名は「パン(Pang)」、「デブなやつ」という意味です」
今年5月、韓国の情報機関・国家情報院は、金総書記が睡眠障害など不健康な生活習慣に悩んでいるという分析を発表。
過度のアルコールとたばこに依存していることも韓国の与党「国民の力」のユ・サンボム議員が国家情報院による情報として明かしている。
また、北朝鮮製のマールボロとダンヒルのたばこ、アルコール、不眠治療薬の輸入量が顕著に増えていることを韓国の情報機関がつかんでいると韓国の英字新聞「コリア・ヘラルド」紙が報じている。
そしてストレスとアレルギーに苦しんでおり、手首や腕に掻き傷の痕跡が見られるという。
AIを用いた分析によると、現在の金正恩総書記の体重は約140キロと推定。
ただし、2021年の軍事パレードの頃はもっとスリムで、健康的に見えた。体重を10〜20キロ減らし、体型を改善することで政治的メッセージを発信する意図があったとAP通信は報じている。
ソウルにある北韓大学院大学のヤン・ムジン教授も、痩せることで「普通の政治家」としてのイメージを打ち出す意図があること以外にも、家族にも言及した。
「彼は夫であり、3人の子供の父親でもあるため、40代に近づいている今、健康に気を配るのは何ら不思議ではありません」
金総書記の体重は政権内部での「懸念材料」となっており、「若くて健康的で、デキる指導者」に見られるように金総書記本人にうながした可能性が高いという。