最新記事

英王室

ウィリアム王子、弟ヘンリーとの関係は「終わった」と友人に語る

2022年12月16日(金)19時15分
佐川恵里子

英国で11月からハリーとメーガン人気ガタ落ちしている...... REUTERS/Andrew Kelly

<Netflixの『ヘンリー&メガン』の波紋が広がっている。ウィリアム王子は、ヘンリーとの関係を「終わった」と感じているという......>

12月14日(米国時間)に放映されるNetflixの『ヘンリー&メガン』の第2話がどんな内容であれ、ウィリアム王子は、ヘンリーとの関係を「終わった」と感じている。ウィリアム王子自身だけでなく妻のキャサリン妃をも裏切ったことでダメージを受けた。修復不可能なレベルというから、かなり深刻だ。

The Daily Beast紙が関係者の話として報じている。情報筋は、ウィリアムとケイトの友人で、かつてハリーとも親しかったそうだ。それによると、「ウィリアム王子とヘンリーの兄弟の関係は終わっており、14日に公開されるエピソードの内容と大して変わらない。目新しい内容ではないだろうという印象です」

ウィリアム王子とヘンリーの兄弟仲に大きな食い違いがあることは知られているが、その根底には「カネ」の問題がありそうだ。ちなみに、ハリーとメーガンはNetflix Netflixドキュメンタリー制作のギャラとして、1話あたり5万ドル(約680万円)、年俸は45万ドル(約6,100万円)を受け取るという。

報酬には、ウィリアム王子とキャサリン妃の秘密に触れる内容も含まれている。ウィリアム王子からしたら、メディアからの報酬と引き換えに、自分だけでなく守るべき家族のプライベートまで売り渡されたとしたら怒って当然だ。

同情報筋は、「ウィリアム王子は、自分とキャサリン妃の秘密を売り渡したハリーを絶対に許さないでしょう。ハリーは、兄夫婦のプライバシーがどれほど大切なものか、誰よりも知るはずの存在です」

「ウィリアムとケイトはこんな目に遭うべきじゃない。信じられないほど悲しい」

>>■■【写真】なぜ実際の写真を使わない? 「ハリー&メーガン」予告編で批判が殺到した場面

ウィリアム王子も黙っていない?

怒りというより悲しみが大きいが、家族が標的になることに、さすがのウィリアム王子も、ヘンリーとメーガンのNetflixドキュメンタリーに対する反撃を画策しているという。

もちろん、チャールズ国王とカミラ王妃の友人たちからも、声が上がっている。チャールズ国王夫妻の友人はThe Daily Beastにこう語った。「チャールズ国王にできることは、冷静さを保ち、続けることだけ。彼が一番やりたくないのは、火に油を注ぐこと」

しかし、バッキンガム宮殿の関係者は、証明可能な不正確さに対して反撃する意思を明らかにしている。これは先週、Netflixが言っていた、この番組でなされた主張についてコメントする機会を宮殿が提供されたことを否定したときに示された。チャールズ国王がすべてを簡単に手放す用意がないことを示す興味深いサインと見て取れる。

>>■■【動画】ヘンリー夫妻ドキュメンタリーの予告編

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国EVのNIO、「オンボ」ブランド車発表 テスラ

ビジネス

ユーロ圏住宅ローン市場は「管理可能」、ECBが点検

ワールド

タカ派姿勢にじむブラジル中銀、総裁は3%のインフレ

ワールド

豪4月失業率、4.1%に上昇 利上げ観測後退
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史も「韻」を踏む

  • 3

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダブルの「大合唱」

  • 4

    マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無…

  • 5

    それでもインドは中国に勝てない...国内企業の投資意…

  • 6

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇…

  • 9

    総額100万円ほどの負担増...国民年金の納付「5年延長…

  • 10

    奇跡の成長に取り残された、韓国「貧困高齢者」の苦悩

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 4

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中