最新記事

TikTok

フォロワー約700万の人気TikToker、グランドキャニオンにゴルフクラブを放り込んで炎上

2022年11月1日(火)17時50分
川口陽
ゴルフする女性

(写真はイメージです) satit_srihin-iStock

<罰金、懲役刑を科される可能性も>

先月26日、アメリカの女性インフルエンサーが、グランドキャニオンでゴルフをする映像をTikTokに公開して物議を醸している。動画の中でインフルエンサーがボールを打とうとスイングすると、ヒットしたボールだけでなく、手からすっぽ抜けたクラブまで深い峡谷へと吸い込まれていった。本人は驚きのあまり口を大きく開けて振り返るが、悪びれる様子もなく、愉快な出来事としてこれをソーシャルメディアにアップロードした。

投稿主は690万以上のフォロワーを抱える人気TikTokerのケイティ・シグモンド(@katiessigmond)だとすでに特定されている。先週水曜に公開されたこの投稿はTikTok上では削除されたが、(11月1日の時点で)レディットでは転載動画が引き続き視聴可能だ。

【動画】人気TikTokerがグランドキャニオンにゴルフクラブを放り込む瞬間

国立公園の手つかずの自然を維持するため、ごみのポイ捨てを禁止する規則があり、ゴルフボールもその中に含まれている。違反した場合、罰金や懲役刑を科されることもある。

こうしたルールがあるにもかかわらず、アメリカの国立公園でゴルフにまつわる事件が問題になるのは今回が初めてではない。昨年にはコメディアンのジェイク・アダムスが、全州でゴルフボールを打つチャレンジの一環としてイエローストーン国立公園でティーオフして取り調べを受けた。その後、アダムスは自身の行為が野生動物に危害を及ぼした可能性があると認め、公式に謝罪した。

グランドキャニオンは深さ約1.6キロ、全長はおよそ450キロ、幅は最大で30キロに及ぶ。この断崖絶壁から物を落とすことで野生動物やハイカーに深刻なけがを負わせる可能性がある。

グランドキャニオン国立公園のフェイスブックアカウントは、こうした行為を計画する人に向けて、シンプルだが重いメッセージを投げかけている。

「『グランドキャニオンにゴルフボールを打ち込まないで』なんて、本当に言わなきゃいけないことですか?」

ニューズウィーク日本版 岐路に立つアメリカ経済
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月3日号(5月27日発売)は「岐路に立つアメリカ経済」特集。関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

鉄鋼関税、2倍の50%に引き上げへ トランプ米大統

ビジネス

アングル:トランプ関税、世界主要企業の負担総額34

ワールド

トランプ米大統領、日鉄とUSスチールの「パートナー

ワールド

マスク氏、政府職を離れても「トランプ氏の側近」 退
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭
  • 3
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言ってがっかりした」
  • 4
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 5
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 6
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 7
    「これは拷問」「クマ用の回転寿司」...ローラーコー…
  • 8
    ワニにかまれた直後、警官に射殺された男性...現場と…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 10
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」時代の厳しすぎる現実
  • 3
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多い国はどこ?
  • 4
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 5
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 6
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 7
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 8
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 9
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 6
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 10
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中