最新記事

セレブ

スーパーモデル、ベラ・ハディッドがヌードで登場、ドレスを吹き付けられる

2022年10月14日(金)17時30分
安部かすみ

カンヌ映画祭に登場したスーパーモデル、ベラ・ハディッド REUTERS/Sarah Meyssonnier

<ほぼ裸の状態で現れスプレーペイントが吹き付けられたファッションショーに登場したスーパーモデル、ベラ・ハディッドがSNSで大きな話題となっている......>

アメリカのスーパーモデル、ベラ・ハディッドが10月9日、26歳の誕生日を迎え、話題になった。

ニューヨークのカジュアルな飲食店で、家族や友人が彼女の誕生日に企画したサプライズ・パーティーに現れた。パレスチナ系アメリカ人という自身のルーツから、パレスチナの旗が描かれたケーキなどを楽しみ、地元メディアに「自身のルーツを称えた誕生日を祝った」と報じられている。

父の祖国、パレスチナを支援するため声をあげる

日頃から、人権や自由を踏みにじられ紛争が繰り返されているパレスチナに対して、継続的な支援を行なっていることで知られている。デモに参加したり、パレスチナ難民を支援する組織に寄付したりし、人々が直面している残虐行為についてより多くの人々に知ってもらえるようにと自身のSNSでも頻繁に発信中だ。

1996年にアメリカ・ワシントンD.C.で生まれたベラだが、イギリスに拠点を置くアラブ系メディアの伝えるところによると、父親は1948年のイスラエル建国で居住地を追われたナクバ(大惨事)の際に、パレスチナからシリアへ逃亡してきた約70万人の難民の1人だという。その後チュニジアやギリシャなどを経て、家族と共にアメリカに渡ったと伝えられている。

>>■■【動画】ベラ・ハディッドほぼ裸の状態で現れ、スプレーペイントが吹き付けられた■■

ほぼ裸の状態で現れスプレーペイントが吹き付けられたショー

いっぽう、最近のベラ・ハディッドは、パリ・ファッションウィークで出演したコペルニ(COPERNI)のショーでも、大注目されたばかりだった。

ショーのフィナーレを飾った彼女はショーツだけ身につけ、胸を片方の腕で隠してランウェイに登場、そして、全身に「特殊な液体」のスプレーペイントが吹き付けられた。その液体はオフショルダーのミディ丈タイトドレス姿へと変化していった。最新テクノロジーを駆使したこの未来型のファッションに、観客は息を呑んで見守った。

この「特殊な液体」は、ニューヨークタイムスによると、ロンドンのファブリカン(Fabrican)社が開発した特許取得済みのスプレー式生地だという。絹や綿素材のように見えるが、触ると柔らかく弾力がありスポンジのようにでこぼこがある。でき上がったストレッチドレスは脱いで洗うこともできる。またベラが身にまとったドレスは販売不可だが、コペルニのショウルームに展示される。

ショーは、リハーサルなしのぶっつけ本番だったため、当のベラ自身は「とても緊張した」と答えた。カイリー・ジェンナーなどセレブも見守るなか行われたこのショーはSNSで大きな話題となっている。

26歳になってパリでニューヨークでと世界中で知名度が上がるベラ・ハディッド。ファッション界だけでなく政治的な発言の発信もふくめてその影響力は今後ますます大きくなっていきそうだ。

>>■■【動画】ベラ・ハディッドほぼ裸の状態で現れ、スプレーペイントが吹き付けられた■■

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、22年2月以来の低水準

ビジネス

アングル:「豪華装備」競う中国EVメーカー、西側と

ビジネス

NY外為市場=ドルが158円台乗せ、日銀の現状維持

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型グロース株高い
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 4

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 5

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 8

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中