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ミャンマー

ミャンマー拘束の久保田さん、解放のカギは？ 中国にらみ難しい日本政府の立場

2022年10月11日（火）12時05分
セバスチャン・ストランジオ

日本の防衛省は9月20日、ミャンマー軍の幹部および幹部候補生に教育・訓練を行うプログラムを来年度以降停止すると発表した。ミャンマーの軍人を留学生として受け入れていることに対して自衛隊は国際的な人権団体の批判を浴びてきた。防衛省は今回の決定の理由として、軍事政権が国際社会の反対を押し切り、7月に4人の政治犯を処刑したと報じられたことを挙げている。

もっとも、軍事政権を孤立させて中国になびかせることを恐れる日本政府は、ミャンマーに対するこれまでのアプローチを大きく変更することはないだろう。日本政府は軍事政権に対して、久保田の早期解放を求め続けると述べている。

ミャンマーの軍事政権が日本との関係を再び強化するために、久保田を解放する可能性はある。しかし、軍事政権の行動を見る限り、見通しは必ずしも明るくない。

©2022 The Diplomat

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