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女王の逝去前、メーガン妃は夫に続く暴露本の出版をほのめかしていた

Meghan Markle lied about journal claims, likely to release explosive memoir after Prince Harry: royal expert

2022年9月12日(月)16時55分
ニカ・ベルトゥダゾ

ウィンザー城から仲良さそうに出てきて世界を驚かせた4人(9月10日) Peter Nicholls-REUTERS

<メーガン妃は英王室に対して盛大な仕返しを計画していると、王室専門記者がテレビに語った。8月の雑誌のインタビューで、王室にいた間に書いていた日記があると、出版の可能性をほのめかしたというのだ>

エリザベス女王の崩御を悼むイギリス市民の前に、ヘンリー王子とメーガン妃はウィリアム皇太子夫妻と共に姿を表し世界を驚かせた。だがメーガン妃は8月のインタビューで、イギリス王室に対して盛大な仕返しを企んでいることを匂わせていた、と王室専門のジャーナリストがテレビ番組で主張した。

英紙サンデー・タイムズで王室担当デスクを務めるロヤ・ニッカは、王室専門局トゥルー・ロイヤリティTVの番組「ザ・ロイヤルビート」に出演し、メーガン妃は新たな大胆な行動で王室を脅かすことをためらわないと語った。雑誌ザ・カットのインタビューで、メーガンは夫の家族に対して、知っていることを全部暴露する可能性があると警告したというのだ。

ニッカはまた、上級王族として活動していたときの出来事や経験をすべて書き記した日記についてのメーガン妃の主張に疑問を呈した。

「ザ・カットのインタビューでメーガンは遠回しだが王室を脅すようなことを言った。ロイヤルファミリーを脅しているのだと思う」と、ニッカは語った。「でも、もうそんなやり方には慣れっこだと、あきれる人も多いのでは?『言いたいことはたくさんあって、言いつくしていない』『発言を制限するような契約には署名していない』というメーガンの発言には、すごく含むところがある感じだった」。

「日記」の意味するもの

「メーガン妃はあのインタビューで、自分が日記をつけていたことを改めて印象付けた。『6月にプラチナ・ジュビリー(エリザベス女王の即位70周年祝賀イベント)のために、以前住んでいたウィンザー城のフロッグモア・コテージに戻ったとき、そこに置いてきた日記を再発見した』と彼女は発言した。私的な日記を持ち去らずに、ウィンザー城に残してきたなんて、私には信じられない」と、ニッカは語った。

メーガン妃は明らかに、回顧録を発表するつもりであることを知らせようとしている、とニッカは続けた。とはいえ、まもなく出版されるヘンリー王子の自伝本から話題を奪うようなことを彼女がするはずはない。メーガン妃の回顧録の出版は、しばらく先になると報じられている。

「メーガン妃はここ1、2年の間に何度か、日記をつけていると口にしていた。回顧録を書くことはかなり確実だと思う」と、ニッカは言う。

「ヘンリー王子夫妻の持ち物のほとんどは、カナダやアメリカに出発するよりもずっと前にまとめられ、片付けられていた。ユージェニー王女が夫と子供と一緒にしばらく住んでいたときは、家中を自由に使っていたようだ。残されていたハリーとメーガンの荷物はそれほど多くはなく、ほとんどがしまいこまれていたはず。だから、メーガン妃が帰ってきて、家のなかを改めて片付けたとは思えない。日記について話すきっかけとして、見つけたという話にしたのではないかと思う」

メーガン妃はヘンリー王子の伝記本の出版後に自身の本を発表するという噂について、まだコメントを出していない。だから、メーガン妃ファンのみなさんは、すべてが真実で正しいことが証明されるまで、こうした憶測の報道を割り引いて受け止めてほしい。

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