最新記事

英王室

エリザベス女王が、群がる無作法なカメラマンたちを一喝! 珍しいシーンが話題に

Queen's Confrontation With Photographers in Unearthed Video Goes Viral

2022年7月30日(土)19時13分
ジェームズ・クロフォード=スミス
ロイヤル・ウィンザー・ホースショー

今年のロイヤル・ウィンザー・ホースショーに出席したエリザベス女王 Henry Nicholls-Reuters

<70年の在位期間で、声を荒げるシーンをほとんど見せることのなかったエリザベス女王。その女王が、群がるカメラマンたちを一喝する映像が話題に>

英女王エリザベス2世が、自身の前に群がったカメラマンたちを一喝する1980年代の動画が、ソーシャルメディアプラットフォームのTikTokに投稿され、その威厳にあふれた姿が話題を呼んでいる。

■【動画】「やめていただける?」女王の一喝でカメラマンたちが退散するシーン

「the_royal_family_devotee(ロイヤルファミリーのファン)」というユーザーがアップロードしたこの動画は、5000以上の「いいね」を獲得しており、70年という歴史的な長さの在位期間中、めったに見せることがなかった女王の一面を目撃した人々が、コメント欄で議論を繰り広げている。

この動画は、1988年に開催された毎年恒例の馬術イベント「ロイヤル・ウィンザー・ホースショー」で撮影されたものだ。このイベントは、女王が暮らすウィンザー城のすぐそばで開催されるものであり、女王は成人して以来、一度も欠かさず参加していると伝えられている。

動画の中で女王は、短いレインコートにチェックのスカート、シルクのヘッドスカーフというカジュアルな装いで大勢の観客の中に立ち、夫のエディンバラ公(フィリップ王配)が参加した馬車競技を眺めている。

そこにカメラマンの一団が近づき、視界を遮る......。すると、女王は「やめていただける?(do you mind?)」と一喝して、手で追い払うしぐさを見せた。一団はすぐに退散した。

ある視聴者が、「女王から怒鳴られるなんて想像できる?」とコメント欄で問い掛けると、「私だったらしょげかえっちゃう。女王陛下に迷惑をかけたり、困らせたりしたときの気持ちなんて、想像できない」と別の視聴者が反応した。

マーガレット王女は何が起きるか分かっていた

投稿者によれば、女王の横に立っているピンクの服を着た女性は、女王の妹であるマーガレット王女だという。姉妹は強い絆で結ばれ、しばしば非公式のイベントに2人で参加していたと伝えられている。

動画のキャプションには、「カメラマンたちが邪魔だと叱られたとき、マーガレット王女が笑みを浮かべたことに注目」と書かれている。ある視聴者は、「マーガレット王女は動じなかった。彼女は何が起きるか分かっていたんだ」とコメントしている。

これまでの長い在位期間において、女王が声を荒げるシーンはそう見られるものではなかったが、不機嫌な表情がカメラに収められたのが初めてというわけではない。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

GMメキシコ工場で生産を数週間停止、人気のピックア

ビジネス

米財政収支、6月は270億ドルの黒字 関税収入は過

ワールド

ロシア外相が北朝鮮訪問、13日に外相会談

ビジネス

アングル:スイスの高級腕時計店も苦境、トランプ関税
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「裏庭」で叶えた両親、「圧巻の出来栄え」にSNSでは称賛の声
  • 2
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に...「曾祖母エリザベス女王の生き写し」
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    アメリカを「好きな国・嫌いな国」ランキング...日本…
  • 5
    セーターから自動車まで「すべての業界」に影響? 日…
  • 6
    トランプはプーチンを見限った?――ウクライナに一転パ…
  • 7
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 8
    『イカゲーム』の次はコレ...「デスゲーム」好き必見…
  • 9
    【クイズ】日本から密輸?...鎮痛剤「フェンタニル」…
  • 10
    日本人は本当に「無宗教」なのか?...「灯台下暗し」…
  • 1
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 2
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 5
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 6
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 7
    アリ駆除用の「毒餌」に、アリが意外な方法で「反抗…
  • 8
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 9
    孫正義「最後の賭け」──5000億ドルAI投資に託す復活…
  • 10
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中