最新記事

健康不安説

プーチン病気説の決定打?どう見ても怪しい動画

White House Won't Weigh In on Putin's Health as Rumors Swirl

2022年4月26日(火)17時34分
ゾエ・ストロゼウスキ

最近ネットに広まったもうひとつの動画は、ウクライナの港町マリウポリにおけるロシア軍の戦闘に関して、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相からプーチンが報告を受ける際に撮影されたものだ。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のマックス・セドン記者がツイッターに投稿した。

プーチンはテーブルを挟み、ショイグと対面して座っているが、話をする間、右手はテーブルをつかみ、片方の足を何度も床に打ちつけている。一部のユーザーからは、プーチンが椅子の背もたれに寄りかかり、前に滑り落ちそうになっているとの指摘もあった。

CNNに寄稿するコラムニスト、フリーダ・ギティスはこの動画に、以下のようなコメントをした。「プーチンは、椅子に身を沈め、テーブルをつかんでいる。大統領に問題はないという話だったはずだが? 本当に健康なのだろうか?」

プーチンは現在69歳で、足かけ20年近くにわたってロシアの大統領を務めてきた。1999年に、当時のロシア大統領だったボリス・エリツィンの辞任を受けて大統領代行に就任。さらに翌2000年、NPRの報道によれば、選挙を経て正式に大統領に就任した。

プーチンの健康状態に疑問の声が上がったのは、これが初めてではない。

2020年にも、英国のタブロイド紙ザ・サンが、ロシア政界に詳しい筋の発言を引用する形で、プーチンが勇退を検討しているとの記事を掲載した。当時ロシア政府はこの記事の内容を否定し、プーチンは「非常に良好な健康状態にある」と本誌に答えていた。

(翻訳:ガリレオ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米財務長官、FRBの金利管理システムを批判 「簡素

ワールド

EU、フィンランドに対する財政赤字是正手続き提案を

ワールド

OPECプラス30日会合で生産方針維持か、重点は各

ワールド

トランプ氏、感謝祭の七面鳥を恩赦 バイデン氏らに皮
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中