北京五輪のフィギュアに平昌で不正をした中国人審判が戻っていた!
Skating Judge to Participate in Olympics Despite 'Systematic Bias' in 2018
平昌大会後にスケートから引退したデュハメルは、フアンはほかのジャッジと比べて採点が大きく偏っており、そのバイアスは明らかだったと語った。デュハメルと、パートナーのエリック・ラドフォードは、平昌大会で最終的に銅メダルを獲得した(金はドイツペア、銀は中国ペアだった)。
「いつの日か、ジャッジがそれぞれの出身国ではなく、ISUを代表するようになってほしい」と、デュハメルのコーチを務めるブルーノ・マーコットは言う。「だが、まだその日は遠そうだ」
前代未聞のスキャンダル
フィギュアスケート競技はその歴史を通じて、とりわけ国際大会において、数々のスキャンダルに揺れてきた。
2002年のソルトレークシティ冬季五輪では、ペア競技で不正行為があったことが発覚し、2組に金メダルが与えられる結果になった。このスキャンダルを受けてISUは、採点方式を大幅に変更した。
だが、おそらくもっとも有名な事件は、アメリカのフィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングが絡んだものだろう。1994年、ハーディングの元夫が、同じアメリカのフィギュアスケート選手ナンシー・ケリガンを襲い、負傷させて、間近に控えていた全米選手権と五輪の両方から追い落とそうとした。
(翻訳:ガリレオ)

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