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メラニア・トランプが「NFTアート」発売、購入の前に知っておくべきこと

How to Buy Melania Trump NFT: What to Know About Solana and 'Melania's Vision'

2021年12月17日(金)16時52分
ジェニー・フィンク
メラニア・トランプ

REUTERS/Carlos Barria TPX IMAGES OF THE DAY

<前ファーストレディーが仮想通貨技術を使ったアート作品を発表。そこに込められた思いと、具体的な購入方法とは>

アメリカのドナルド・トランプ前大統領夫人であるメラニア・トランプが12月16日、自身としては初めて、ブロックチェーン技術を使ったNFT(Non-Fungible Tokens:非代替性トークン)による「アート作品」を発売すると発表した。購入できるのは2021年末までだ。

「メラニアのビジョン(Melania's Vision)」と題されたこのNFTアートは、仮想通貨ソラナ(Solana:略称SOL)を使って購入できる。価格は1ソラナで、12月17日現在の相場で約180ドルだ。

このNFTアートには、メラニア自身が声を吹き込んだ「希望のメッセージ」の音声も含まれているという。購入する場合は仮想通貨のウォレットが必要だが、コンピューターさえあれば開設は難しいことではない。開設したら、NFTアートの価格に足る分の仮想通貨をウォレットに入金する。

メラニアのNFTマーケットプレイスで受け付けている仮想通貨はソラナのみだが、ソラナでの決済に対応しているウォレットならどれでも利用可能だ。ただし、メラニアのサイトでは、ソラナを基盤としたウォレット「ファントム(Phantom)」を推奨している。

ファントムを初めて利用する場合は、同ウォレットに対応しているブラウザにファントムの拡張機能をまずインストールする。すると、ウォレット開設の指示が出る。手順のはじめのほうでは、秘密のリカバリーコードとパスワードを入力するポップアップが開く。それらはあとで復元できないので、安全な場所に保管するようメッセージが表示される。

ウォレットを開設すれば、仮想通貨の購入・売却サービス「ムーンペイ(MoonPay)」を介して、ファントムから直接ソラナを購入できる。あるいは、コインベースなどの仮想通貨取引所からソラナを転送してもいい。メラニア・トランプのオフィスが発表したプレスリリースによると、NFT購入には、ムーンペイを通じたクレジットカード決済も受け付けているという。

次に、MelaniaTrump.comにアクセスし、「Connect Wallet(ウォレットを接続)」と書かれたボタンをクリックして、仮想通貨ウォレットを接続する。それが済めば、「Buy now(すぐ購入)」ボタンをクリックするだけで、NFTアートが購入できる。「Claim Purchase(購入決定)」ボタンをクリックすると、購入した商品がユーザーのウォレットに移動・保存される仕組みだ。

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