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韓国、保守に政権交代なら核兵器を配備する方針...米国は「関心なし」と専門家

2021年11月9日(火)17時40分
ミッチ・シン

文が3度の南北首脳会談を行った18年、「国民の力」の前身・自由韓国党の代表だった洪準杓(ホン・ジュンピョ、「国民の力」の大統領予備選で尹と接戦を演じた)は、南北会談を「平和のフェイクショー」と呼んだ。しかし、南北関係改善をきっかけに文の支持率は80%以上に急上昇。一方の洪は第1回南北首脳会談の2カ月後に行われた地方選で与党に大敗し、代表辞任に追い込まれた。

洪も大統領予備選で、北朝鮮により強硬で保守的な姿勢を打ち出すとともに、NATO式の核兵器の共有を提案している。つまり、戦術核の再配備やNATO式の核共有は、保守派の対北政策として決して突飛な提案ではない。

来年、保守派政権が誕生した場合、北朝鮮が韓国との2国間協議に前向きな態度を示すことはないだろうと、専門家は予測する。だが19年の米朝首脳会談が決裂して以来、北朝鮮は文政権との協議にも積極的ではなかった。その意味では、南北関係は大きく変わらないかもしれない。

©2021 The Diplomat

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