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鳥インフルエンザ

中国で鳥インフル「H10N3株」のヒトへの感染が初めて確認される

2021年6月4日(金)16時30分
松岡由希子

ロシアで7人から高病原性鳥インフルが検出されたばかり

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染する症例はまれであるものの、まれに人々の間で大規模な流行を引き起こす可能性があるため、公衆衛生の観点から、継続的なモニタリングは不可欠だ。

たとえば、2013年3月には、高病原性鳥インフルエンザウイルス「H7N9株」のヒトへの感染が確認され、これまでに616名が死亡している。このウイルス株の致死率は約40%という。

1918年のパンデミックの原因となったH1N1亜型インフルエンザも、鳥とヒトのインフルエンザ株の遺伝子が混じり合ったものと言われている。

また、2021年2月には、ロシア南部アストラハン州で7人の検体から高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N8亜型」が検出されたことが世界保健機関(WHO)に報告されたばかりだ。

【参考記事】
ロシアで鳥インフルエンザの鳥からヒトへの感染が確認される......新たなパンデミックの懸念

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