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ミャンマー

スーチー率いる民主派の「新憲法」が無駄ではない理由

2021年4月6日(火)07時00分
セバスチャン・ストランジオ

ミャンマーには少数民族の武装組織が20以上あり、統一政府に加わる組織がどのくらいあるかはまだ分からない。だが軍政を倒すには、CRPHとこれらの組織が統一戦線を組むことが必須条件だ。

既に3つの主要な武装組織が「ミャンマーの春」革命を支持し、軍政との戦いに加わると宣言している。

宣言が出されたのは東部と北部で少数民族の武装組織と国軍との大規模な衝突が起きた直後だ。

武装組織と市民の共闘を恐れてか、軍は3月31日に一方的に1カ月間の停戦を宣言。ただし、「政府の安全と統治を妨げる行為」には停戦を適用しないとの条件を付けた。

国連事務総長特使(ミャンマー担当)クリスティーヌ・シュラネル・ブルゲナーは31日、この国は「破綻国家に陥る寸前」だと警告を発した。「未曽有の規模」の内戦が勃発する危険性すらあるという。

From thediplomat.com

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