最新記事

SNS

話題のクラブハウスにフェイスブックCEOが登場、その狙いは?

Facebook's Mark Zuckerberg Appears on Clubhouse App Days after Elon Musk

2021年2月8日(月)15時54分
ジェイソン・マードック

「部屋」でのやりとりの音声記録は、インターネットに公開されていない。少なくともジャーナリスト1人が番組からブロックされ、番組の内容を取材できなくなった、と訴えている。

「なぜジャーナリストを「グッドタイムショー」に入れてくれないんだ? 有名人はいつも出ているじゃないか。極右のインフルエンサーたちは入れるのに、嫌がらせや権力濫用について報道するテック記者を入れないとはどういうことだ? 」

ザッカーバーグの参加は、フェイスブックがクラブハウスを新しい有望なアプリとして買収するための調査のためかもしれないと、一部のツイッター利用者は推測した。だが過去のフェイスブックの買収事例では、そのような調査は行っていないことから、可能性が低いという指摘もあった。

本誌はクラブハウスに対してコメントを求めている。

業界団体「デジタルコンテンツ・ネクスト」のジェイソン・キントCEOはツイッターで、ジャーナリストを含むリスナーを選択的にブロックすることは、クラブハウスにとって「問題」であると指摘した。

「ザッカーバーグがクラブハウスに登場したことから、買収のためにアプリを詳しく調べているんだと言う人がいるが、そんなことはない」と、キントは説明する。

「現在、フェイスブックは独占的な地位を利用して競争を阻害したとして連邦取引委員会(FTC)と48の州の司法長官から提訴されている。もはやフェイスブックは最高にホットなソーシャルメディア・アプリではない。2021年は新しい時代なのだ」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:米企業のCEO交代加速、業績不振や問題行

ビジネス

アングル:消費財企業、米関税で価格戦略のジレンマ

ビジネス

アングル:値上げ続きの高級ブランド、トランプ関税で

ワールド

訂正:トランプ氏、「適切な海域」に原潜2隻配備を命
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    オーランド・ブルームの「血液浄化」報告が物議...マイクロプラスチックを血中から取り除くことは可能なのか?
  • 3
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿がSNSで話題に、母親は嫌がる娘を「無視」して強行
  • 4
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 5
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 6
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 7
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 8
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 9
    ハムストリングスは「体重」を求めていた...神が「脚…
  • 10
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 4
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 5
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 6
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 7
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 8
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 9
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 10
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中