最新記事

感染第3波

東京都5日の新型コロナ新規感染577人、前週比65% 重症者117人

2021年2月5日(金)15時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は2月5日、都内で新たに577人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフは7日間移動平均の新規陽性者数。

東京都は2月5日、都内で新たに577人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。7日間移動平均の新規陽性者数は619.7人で先週の943.6人に比べ65%に減少している。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:30人(約5%)
10代:33人(約6%)
20代:107人(約19%)
30代:83人(約14%)
40代:83人(約14%)
50代:77人(約13%)
60代:45人(約8%)
70代:54人(約9%)
80代:41人(約7%)
90代:23人(約4%)
100歳以上1人(約0.17%)
となっている。また65歳以上の高齢者は145人となっており、全体の25%を占めている。

また、重症者は前日の115人に対して117人となっている。

これで東京都内で確認された陽性者の累計は102,777人となった。

新規陽性者が減少傾向に転じたことから、医療提供体制のひっ迫を受けて増加していた自宅療養者と入院・療養等調整中も減少しつつある。自宅療養者は3,851人、入院・療養等調整中も3,433人となっている。

またPCR検査などでの陽性率も1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した3日の数値は5.9%にまで低下している。

モニタリング会議では感染状況、医療提供体制ともに最高レベルを維持

こうしたなか、東京都は4日午後に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、感染状況が「感染が拡大していると思われる」、医療提供体制について「体制が逼迫していると思われる」と、ともに最高レベルを維持することを決定した。

感染状況について専門家は「新規陽性者数が減少する中、高齢者層への感染拡大が続いている。引き続き実効性のある感染拡大防止対策を緩めることなく徹底することにより、新規陽性者数をさらに減少させなければならない」と指摘。

また医療提供体制については「入院患者数は非常に高い水準で推移しており、減少の兆しが見られず、通常の救急医療等も含めて危機的状況が続いている。重症化リスクの高い高齢者層の新規陽性者数を減らし、重症患者数を減少させることが最も重要である」とのコメントを寄せている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ソフトバンクG、1―3月期純利益5171億円 通期

ビジネス

英金利は高止まりの可能性も、中銀チーフエコノミスト

ビジネス

独ZEW景気期待指数、5月はプラス転換 予想も上回

ビジネス

ホンダ社長、日産との統合協議再開「当分もうない」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 6
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 9
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 10
    ハーネスがお尻に...ジップラインで思い出を残そうと…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 8
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 9
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中