新型コロナウイルス感染第3波の韓国では、医療逼迫(ひっぱく)への懸念から輸送用コンテナを改造した病床の増設を急いでいる。

ソウル市はコロナ拡大後初めてとなる「コンテナ病床」の設置を開始。また保健当局は、ソウル地域に150の臨時検査所を開設して検査体制を強化する方針だ。

朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉相は会議で、「活用可能な資源をすべて投入して首都圏の感染拡大阻止に全力を挙げている。とりわけ迅速な治療に向けて重症者用に十分な治療施設と病床を確保する」と述べた。

疾病予防管理庁(KDCA)によると、10日に確認された感染者は682人。前日は過去2番目に多い686人だった。

韓国では今週、社会的距離(ソーシャルディスタンス)規制が強化された。過去1週間の感染者数は600人前後で高止まりしている。人口密度の高いソウル周辺では、より小規模で追跡困難なクラスターが発生し、抑制の障害となっている。過去の2つの感染の波では、クラスターは特定の集団や地域に集中していた。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力


ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます